雪氷熱について
今まで豪雪地方や寒冷地にとっては、除排雪、融雪などで費用も係り捨て場所にも困っていたやっかいモノだった雪を新エネルギーとして上手に利用しています。
雪や氷のによる冷たい熱エネルギーを利用して建物の冷房や農作物などの冷蔵を行うのです。冬に大量に降り積もった雪を保存し夏場に利用したり、冷気で氷をつくるアイスシェルターで保存した氷を夏場に利用します。
雪や氷による冷熱エネルギーは、農作物などの保存に最も適した0℃~5℃の温度です。また、「氷室」といわれる野菜の貯蔵が行われてきたように、雪は適度に湿気もあり乾燥しがちな野菜などの農作物の保存に大変役立ちます。
この雪による冷房システムを作って、大規模な米低温貯蔵施設など建設されています。
JAびばいの雪蔵工房は、国内最大の3、600トンの貯雪量を誇る玄米貯蔵施設です。全空気式雪冷房により庫内温度は、5℃、湿度は、70%という低温環境を保っています。運転・停止や温度調整も可能で、消費電力も半分以下になります。そのうえ、常に新米の風味が味わえます。
平成14年度新エネ大賞で資源エネルギー庁長官賞を受賞した世界初の雪冷房マンションもあります。主に農産物の貯蔵に利用されることが多かった雪冷房を居住空間に活用した建物です。この雪冷房は、雪を強制的に溶かし、雪解けの冷水を循環させて冷房を行う冷水循環式システムを利用しています。
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